グルメの夢フルコースで掴め

料理を始めてみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。包丁の使い方も心配だし、味付けも難しそう。でも安心してください。料理は誰でも気軽に始められるものなんです。

料理初心者の方でも無理なく挑戦できる簡単レシピをご紹介します。調理工程が少なく、材料もシンプルなものばかりを集めました。まずは1品から、気楽な気持ちで試してみませんか。

料理初心者が最初に押さえておきたい基本のポイント

料理を始める前に、知っておくと役立つ基本的なポイントがいくつかあります。難しいことではないので、肩の力を抜いて読んでみてください。

最低限そろえておきたい調理道具

料理を始めるにあたって、たくさんの道具を用意する必要はありません。まずは基本的なものだけで十分です。

道具名	用途
包丁（三徳包丁）	野菜・肉・魚など万能に使える
まな板	食材を切るときの土台
フライパン	炒める・焼く調理全般
鍋	煮る・茹でる調理に使用
菜箸・おたま	調理中の混ぜる・すくう作業
ボウル	材料を混ぜ合わせる際に便利

これらがあれば、ほとんどの基本料理は作れます。慣れてきたら、電子レンジや炊飯器などを活用すると、さらに料理の幅が広がっていきます。

調理を始める前の衛生管理

おいしい料理を作るためには、衛生面への配慮も欠かせません。調理前にしっかり手を洗うことはもちろん、生肉や生魚を扱った後も必ず手を洗いましょう。食中毒を防ぐための基本中の基本です。

また、まな板や包丁も使用後はきちんと洗浄してください。特に生の食材を扱った後は、洗剤でしっかり洗うことが大切です。清潔な環境で調理することで、安心して料理を楽しめます。

これだけは覚えたい！失敗知らずの定番レシピ

料理の基本を押さえたら、実際に作ってみましょう。ここでは、初心者でも簡単に作れる定番料理をいくつかご紹介します。

ご飯が進む！豚肉の生姜焼き

生姜焼きは、調味料を混ぜて炒めるだけのシンプルな料理です。豚肉と玉ねぎがあれば作れるので、気軽に挑戦できます。

• 豚ロース肉（または豚こま切れ肉）200g
• 玉ねぎ 1/2個
• しょうゆ 大さじ2
• みりん 大さじ2
• 酒 大さじ1
• おろし生姜 小さじ1
• サラダ油 適量

調味料を先に混ぜ合わせておくのがポイントです。フライパンで玉ねぎと豚肉を炒めたら、合わせ調味料を加えて絡めるだけ。甘辛いタレが食欲をそそり、ご飯との相性も抜群ですね。

優しい味わいの基本の肉じゃが

和食の定番、肉じゃがも初心者向けのメニューです。じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、豚肉または牛肉があれば作れます。

1. じゃがいもとにんじんは一口大に切り、玉ねぎはくし切りにする
2. 鍋に油を熱し、肉を炒める
3. 野菜を加えてさらに炒める
4. 水、しょうゆ、砂糖、みりん、和風だしを加えて煮込む
5. 野菜が柔らかくなったら完成

最初は市販のめんつゆやすき焼きのタレを使うと、味付けに失敗しにくいのでおすすめです。調味料の分量に悩まず、安定したおいしさに仕上がります。

ふわふわ卵の親子丼

丼ものは一品で満足できるので、忙しい日にぴったり。親子丼は鶏肉と卵だけで作れる手軽さが魅力です。

めんつゆを使えば味付けも簡単。鶏もも肉と玉ねぎをめんつゆで煮て、溶き卵を回し入れるだけで完成します。卵は半熟に仕上げると、とろっとした食感が楽しめますよ。蓋をして蒸らすのがコツです。

時間がないときに助かる！スピード副菜レシピ

メイン料理だけでは少し寂しい。そんなときに役立つ、5分～10分で作れる副菜をご紹介します。

もやしのナムル

もやしは安価で使いやすい食材です。電子レンジで加熱して調味料と和えるだけで、あっという間に一品が完成します。

材料	分量
もやし	1袋
ごま油	大さじ1
鶏がらスープの素	小さじ1
塩	少々
白ごま	適量

もやしを耐熱容器に入れてレンジで3分加熱し、水気を切ったら調味料を混ぜるだけ。火を使わないので、コンロがふさがっているときにも作れます。お弁当のおかずにもおすすめです。

きゅうりとトマトの塩昆布和え

包丁で切って混ぜるだけの超簡単レシピです。きゅうりとトマトを食べやすい大きさに切り、塩昆布とごま油で和えます。塩昆布の旨みがアクセントになって、箸が止まらないおいしさです。

調理時間は5分程度。あと一品欲しいときに、サッと作れる便利なメニューです。彩りも鮮やかなので、食卓が華やかになりますね。

レパートリーを増やす！アレンジしやすい麺・ご飯もの

料理に慣れてきたら、パスタやチャーハンなどにも挑戦してみましょう。アレンジ次第で様々な味を楽しめます。

和風ツナパスタ

パスタは茹でる手間がありますが、ソース作りは意外と簡単です。和風ツナパスタなら、特別な材料も不要。ツナ缶、玉ねぎ、にんにく、しょうゆがあれば作れますよ。

• パスタを表示時間通りに茹でる
• フライパンでにんにくと玉ねぎを炒める
• ツナ缶を加えてさらに炒める
• 茹で上がったパスタと茹で汁を少量加える
• しょうゆと鶏がらスープの素で味を調える

茹で汁を加えることで、パスタとソースがよく絡みます。刻みねぎをトッピングすれば、見た目もおしゃれに仕上がっちゃいます。

基本のチャーハン

チャーハンは強火で手早く炒めるのがポイント。ご飯は温かいものを使うと、パラパラに仕上がりやすくなります。卵、ねぎ、ハムなどの具材を炒めて、ご飯を加え、しょうゆと塩こしょうで味付けしましょう。

最初は具材を少なめにすると、混ぜやすく失敗しにくいです。慣れてきたら、チャーシューや小エビなど、お好みの具材でアレンジを楽しんでくださいね。

料理初心者が上達するためのコツ

料理は繰り返し作ることで自然と上手になっていきますが、最後に、スムーズに上達するためのヒントをお伝えします。

レシピ通りに作ることから始める

最初のうちは、レシピの分量や手順を忠実に守って作りましょう。自己流でアレンジするのは、基本を身につけてからがおすすめです。

段階	取り組み方
初級	レシピ通りに正確に作る
中級	調味料の分量を自分好みに調整
上級	食材や調理法を自由にアレンジ

料理本やレシピサイトを活用して、まずは定番メニューをマスターしていきましょう。同じ料理を何度か作るうちに、手順が自然と身についてきます。

市販の調味料を上手に活用

めんつゆ、焼き肉のタレ、すき焼きのタレなど、市販の合わせ調味料は初心者の強い味方です。これらを使えば、複雑な味付けも簡単にできます。特にめんつゆは和食全般に使えるので、常備しておくと便利です。

キムチの素や鶏ガラスープの素なども、料理の味に深みを与えてくれます。調味料をうまく組み合わせることで、料理のレパートリーがぐんと広がります。

失敗を恐れずチャレンジする

誰でも最初から完璧にはできません。味が薄かったり、焦がしてしまったり、失敗することもあるでしょう。でも、それは決して悪いことではありません。失敗から学ぶことで、次はもっと上手に作れるようになります。

料理は経験を重ねるほど、コツがつかめてきます。最初は簡単なメニューから始めて、少しずつステップアップしていけば大丈夫。気負わず、楽しみながら続けることが上達への近道です。